少年だった僕が今の僕をみたら驚くだろう。
中学生の自分は未来という実像がはっきりと見えず
理想の理想を現実になると勝手に創造して
想っているだけでその強さだけでたどり着けると信じていた。
漫画みたいな絵でも描いて暮らしてたらいいなーなんて
まるで甘い考えの少年。
周囲から好奇の目で見られつつもオタクしていた少年。
ある意味、「てめーらとは違うんだ」と違う方向でアナーキーだった。
高校生の自分はこれも未来と言う不安を漠然と捉えながらも
現実と擦りあわせをしつつ、これまた漠然と音楽と言う夢を勝手に想像して
サラリーなんて仕方ないからサラリーするしかないんだろう
そうしなあがら世にでている想像を絶する苦労をしてきただろう
アーティストと同様の道をたどろうと目論んでいたアホな少年。
もう少年ではないが、少年のまま社会にでて上京してワクワクしていた自分。
実は何をしていいのか、何からはじめたらいいのかもわからず
夢ばかりを語り、実際に手を出すと実力と言うか自分の至らなさが
露になり、仕事が忙しすぎるという理由を盾にしていつももがいて
中途半端に自分の好きな事ばかりしているワガママな自分。
これも少年ではないが、まだ捨てきれていない7年前の自分。
夢なんて捨てるしかないってわかっているのに
なんかの呪縛のように追いかけていたり
でもどこかで現実を追いかけて未来に少し安全牌をとっておくような・・・
これが今に至るのだろうけど、そんなの当時の少年は夢にも想ってないだろう。
未来はどうなるかわからない。
いまでは当時では想像できない場所で想ったよりも自分は想像外の姿になっており人の上に立つような立場になっているのだ。
自分はそんな柄じゃない。
そんな風に想っていたのに
他人に謝る仕事なんてごめんだし、そんな立場もごめんだ
ロックじゃねぇ
そんなことばっかりほざいていた人間だったのに
結局は人の為、自分の為、会社の為に謝り責任を日々感じる立場になっている。
人間ってのはわからないものだなとつくづく想うのでした。
でもね、こーゆー立場になる人って
いやいやと言いながらもなってしまう。
それはどんな人かというと
「まだ遣り残した事があるな」なんて想ってしまう人なんだ、きっと。
そうゆー思いを簡単に切り捨てられない人なんだ。